2011年9月9日金曜日

【パネルと写真展】いただいたご感想 9/8

展示をごらんになった方からは、第五福竜丸事件と福島の原発事故とのあいだに、事故後の情報の少なさという共通点を見出す声も多く出ています。
半世紀前にくらべれば、私たちはインターネットという、ひじょうに大きな情報収集の手段を得ました。それでも、私自身も第五福竜丸のことをほとんど知りませんでした。どんな情報を求めるか、得た情報をどのように理解するか、というところに、歴史をふりかえる意味もあるのではないでしょうか。

9月8日ご来場の方のご感想を一部紹介させていただきます。

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今回の原発事故があったため第五福竜丸の事故も脚光をあびるようになったと思いますが、これらの事故の記憶を風化させず国内外に語り継いでいかねばならないと思いました。(匿名希望)


福竜丸事件の概要は知っていたが、詳しい説明や当時の事件関連の品々を直接見ることができ多くを学んだ。
1960年代ですでに福竜丸のことが忘れ去られ船がゴミの島に放置されていたこと、当時からこの事故で被災された人を新聞が迷惑者扱いをするような記事を掲載していたことなど、非常に衝撃的だった。原爆の被害からわずか10年で忘れ去られた頃に福竜丸事件が起き、そしてその10年後にその福竜丸の事件も忘れられ、そして、今年福島の事件が起きたことを考えると我々の記憶のいい加減さがわかり恐ろしい。(匿名希望)

原発事故の後、母親が「全く情報が入らない。第五福竜丸の時のほうがまだまともな報道があったような気がする」と言うのを聞き、興味を持ちました。久保山さん以外の方たちが、ずいぶん後になってガンで亡くなったこと、マーシャルの子どもたちも同じように後からいろいろな障害が出て来たこと等、今後の日本を考える際、参考になると思います。「大丈夫だ」と大手メディアの報道をうのみにしている人たちに見てもらいたい内容でした。(K.H.さん)


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ご来場ありがとうございました。

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