2013年12月30日月曜日

ワークショップ「つながりあう〈自立〉—原発事故・優生思想・ジェンダーをめぐる対話—」のお知らせ

ふくふくでは2014年1月25日(土)に下記のワークショップを開催いたします。
ぜひご参加ください。

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つながりあう〈自立〉
 —原発事故・優生思想・ジェンダーをめぐる対話—

選ばないことを選べる社会へ◆
「障害をもった子どもが生まれるから原発に反対」—チェルノブイリ原発事故の際に発せられたこの主張に厳しく対峙したのは、障害をもっていきいきと生きるひとたちでした。しかし2011年の福島第一原発事故とともに、私たちは再び、この表現に出会います。そして、障害=不幸という変わらない価値観のなかで、妊娠・出産・子育てをめぐって女性たちが苦悩を強いられることも目にしています。

 望まれる命と望まれない命が選別される—まるで、弱いものに犠牲を強いて成立する原子力発電のような社会のあり方をどのように乗り越えていけるのか。私たちはどのようにして、だれも排除されない関係をつくりだしていけるのか。「自立」「自己責任」の名のもとに「選ぶ」ことを強制されるのではない社会のために、自立生活をめざしてたたかってきたおふたりとともに考える場をもちたいと思います。

◆ゲストスピーカー◆
 ◇堤愛子さん
自立生活センター「町田ヒューマンネットワーク」理事長、ピア・カウンセラー。チェルノブイリ原発事故の際の反原発言説に見られた障害者差別の問題を鋭く指摘した「ミュータントの危惧」他「反原発三部作」筆者。

 ◇石地かおるさん
自立生活センター「リングリング」事務局長、神経筋疾患ネットワーク運営委員。優生思想の観点から着床前診断(体外受精時の遺伝子検査)の問題を提起している。

◆論題◆
◇反原発運動と障害者差別 チェルノブイリから福島へ
◇新型出生前診断と優生思想
◇中絶の権利と「自己決定」の問題
◇ピア・カウンセリングでつながる〈自立〉

◆日時:2014年1月25日(土)14時〜17時30分(終了後談話会)
◆場所:東京外国語大学(東京都府中市)海外事情研究所(研究講義棟4階427号室)
http://www.tufs.ac.jp/access/

◆主催:ふくふく http://fukufuku311/blogspot.jp/
◆お問い合わせ:fukufuku311@gmail.com

*最寄りの西武多摩川線多磨駅から会場までは、路肩くらいの高さの段差が45箇所ありますが、階段はありません。
*会場にはエレベーター、車椅子用トイレがあります。
*ノートテイクご希望の方はメールにてご連絡ください。

この企画は、東京外国語大学2013年度学部競争的経費によって運営されます。